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A Wizard of Earthsea(ゲド戦記第1巻『影との戦い』)~英語レベル:中級 

(This entry is in both English and Japanese / 英語・日本語並記)

“A Wizard of Earthsea” is the first book of the Earthsea Series written by Ursula. K. LuGuin.

「アースシーの魔法使い:邦題 影との戦い」は、U.K.ルグイン作のアースシー・シリーズの第1巻です。

About Earthsea World (アースシーの世界について)
Earthsea is a world with vast oceans and countless islands in an archipelago. On most of the islands, people still use magic. The most important aspect of magic is to know true names; if you know the true name, you have the control over the thing or the person. Therefore, people guard their true names with great care.

アースシーは、広大な海と無数の島からなる世界である。ほとんどの島では魔法が使われている。魔法の最も重要な要素は真の名を知ることであり、真の名を知っていればその物や人を支配することができる。したがって、人々は真の名を用心深く隠している。


Story of “A Wizard of Earthsea” (『影との戦い』のストーリー 前半の概略)
The hero of the book is a young man, who was born on the island Gont. When he was still quite young, his inborn magical power became widely known on the island. Thus one day, Ogion, the great mage of Re Albi, came to the village and gave the boy his true name, “Ged.”

この本の主人公はゴントの島で生まれた若者である。まだ彼がとても若い頃、その生まれついての魔法の力が島中に広く知れわたるようになる。こうして、ある日、ル・アルビの偉大な魔法使いオジオン(*)が村を訪れ、彼に「ゲド」という真の名を与える。
(*なお、原音は「オギオン」だそうです。後の訳書の後書きで清水真砂子氏が書いておられました。)

Ged, whose use name was now “Sparrowhawk”, was then apprenticed to Ogion. To Sparrowhawk’s disappointment, Ogion rarely used magic and lived a very humble and solitary life in a mountain. But the boy longed for glory. He wished to learn more, and fast! Therefore, with Ogion’s permission, he chose to go to Roke, the school of magic and the center of the world.

ゲドは、ハイタカという呼び名も与えられ、やがてオジオンの弟子となる。しかしハイタカが失望したことには、オジオンはめったに魔法は使わず、山中でつつましやかで孤独な生活を送っていた。しかし、少年は栄光に憧れていた。もっと学びたい、そして早く!こうした訳で、オジオンの許しを得て、彼は、魔法の学院でありこの世の中心であるロークへ行くことを選ぶ。

There, he exceeded his peers in every subject. However, overwhelmed by pride, the arrogant young man used deadly magic, which he had not yet learned to control, and ended up unleashing a “shadow” into “this side” of the world.

学院で彼はあらゆる科目で同輩より優れた成績をあげる。しかし、プライドにつきうごかされた高慢な若者は、まだコントロールする術を知らない恐ろしい魔術を使ってしまう。そうして意図せずに、「影」をこの世の「こちら側」に解き放ってしまうのである。

His act put himself, Roke, and the world in great danger. What he was to do? Should he run forever or should he put an end to this? But how could he do that when he did not know what it was that he had unleashed?......

この行いにより、彼自身もロークもそして世界がおそろしい危険にさらされることとなる。彼は何をなすべきか。逃亡し続けるのか、それともこれを終わらせるのか。しかし、自らが解き放ったものが何であるのか知らないで、どうしたらよいのであろうか。

My comment on the book (内容についてのコメント)
“A Wizard of Earthsea” is a tale of a young man growing into maturity. He shall learn that power needs to be accompanied by self-restraints and wisdom. The greater your power is, the more cautious you need to be, because what you do could affect the equilibrium of the world. It is interesting to see those characters in Earthsea use magic less and less as they mature as sorcerer and as human. I believe this is one of the key concepts of the series.

『影との戦い』は、若者の成熟への過程を描いている。彼は、「力」は、自己抑制と賢さを伴うべきであることを学ぶ。力が大きいほどより慎重であらねばならない。なぜなら、力が大きいほどその行いがこの世の均衡に影響を及ぼす可能性が高いからである。アースシー世界の登場人物たちが、魔法使いとして、そして人間として成長していくにつれ、魔法を使う頻度が少なくなっていくのは興味深い。これが、このシリーズの重要なコンセプトの一つであろう。

Another key concept of the series is that the opposites (such as life and death, light and shadow) originate from each other and end in each other and thus constitute equilibrium. “To light a candle is to cast a shadow….” You will know what it means when you read the book to the end.

もう一つの重要なコンセプトは、対(生と死、光と影など)は互いから生まれ、互いの中に終わること、そしてそれが「均衡」をもたらすという考え方である。「ろうそくを灯すことは、影を投げかけることである」。この本の最後まで読んで頂ければ、何を言っているのか分かって頂けると思う。

Target readers(想定読者層)
The first trilogy was written at a publisher’s request “to write a fantasy for eleven and up.” Since the first book was published in 1968, the Earthsea books have attracted millions of readers, children and adults.

最初の三部作は、出版社の「11歳以上のためのファンタジーを書いてほしい」というリクエストによって書かれた。第1巻が1968年に発行されて以来、このシリーズは子供から大人まで何百万人もの読者をひきつけてきた。

I would not recommend the books to younger children, though. For younger children, the series could be perplexing and even frightening. I was probably at around nine years old when I first read the book. I was so scared of the Shadow that I could not go to bathroom in night! But as I get older, I have come to appreciate the book more and more. I think many people feel the same.  As to the second trilogy, I believe it is for adults, not for children. I would like to write about it later.

私は、それより下のお子さんにはこの本はお薦めしない。幼いお子さんにはこの本はむずかしすぎるし、場合によっては怖いかもしれない。私が初めて読んだのはおそらく9歳頃だったと思われるが、「影」におびえて夜トイレにいけなかった。しかし年を重ねるにつれ、この本を興味深く読めるようになってきた。多くの人が同じように感じていると思う。なお2番目の三部作(『帰還』・『アースシーの風』・『ゲド戦記外伝』)は、子供ではなく大人のための本だと思う。この点については、後日書いてみたい。

英語について
中級(高校英語を終えたくらい)であると思います。ロード・オブ・ザ・リングよりかなりやさしいですが、ナルニアより難しいと思って頂ければ。特に1巻目は、多少倒置的表現もあったりして一見むずかしそうに見えます。でも落ち着いて単語を追っていけば意味がわかります。200ページに満たない薄い本です。

でも、初めてこの本を読まれる方、特に中学・高校生の方であれば、まずはぜひ清水真砂子氏の名訳の翻訳版で楽しんで頂ければと思います。


photo
A Wizard of Earthsea (Earthsea Trilogy (Paperback))
Ursula K. Le Guin
Spectra Books 1984-05-01






photo
影との戦い―ゲド戦記 1
清水 真砂子 Ursula K. Le Guin
岩波書店 2000







Comments on the content and/or English (grammatical errors, wrong choices of words, etc.) would be very much appreciated. Thank you.


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