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金色夜叉 

金色夜叉 (新潮文庫)
尾崎 紅葉
4101074011


ベタベタの通俗小説で、しかも読むたびに「え?これでおわり?」と尻切れトンボの終わり方にがっかりするのについつい読んでしまう。もう4、5回読んでいる気がする。

中学・高校時代に読んだときは貫一に同情的だった気がするけど、この年になって読むと、そんなことで人生棒に振るなんて、ほんと優先順位間違っていると説教したくなる。あほじゃなかろかと思うのに読んでしまうのは、ストーリー自体ではなく、文章自体のリズム感というか調子のよさだとか、当時の風俗とか惹かれるからだろうか。
地の文もいいが、会話の文体が現代語と違って何とも言えない味がある。

今回の新たな発見は、やたらに女性の着物・髪飾りの描写が詳しいこと。男性なのにすごいなと思う。読んでもどういうものか想像つかないけれど、何だか華やいだ気持ちになる。

そういう意味では細雪を何度も読んでしまうのと同じ理由かもしれない。細雪もストーリーもどうってことないし、え?これで終わり?という感じだけど、なぜか何度も読んでしまうのは、全体の雰囲気と文章の美しさのためだと思う。

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