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風の中のマリア 

風の中のマリア (講談社文庫)
百田 尚樹

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講談社 2011-07-15
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オオスズメバチの物語です。「ウォーターシップダウンのうさぎたち」のオオスズメバチ版ですが、ウォーターシップダウンより生物学的な情報が細やかに描かれていて、シートン昆虫記とのあいのこという感じでしょうか。

主人公のマリアは働き蜂の一匹。働き蜂は最高でも30日程度しか寿命がなく、特にハンターは常に危険と隣り合わせのため狩りに出たまま帰ってこない姉妹も数多くいるが、どんどん生まれてくる妹たちがその空きを埋めていきます。

女王蜂アストリッドが築いた帝国が永遠に続くものと信じて、次々と生まれてくる妹たちのためにひたすら狩りに邁進します。外で出会った他の昆虫から、ほとんどの種は異性との出会いと自らの子孫を残すことが最大の目的なのに、恋も求めず姉妹を育てるだけでなぜ満足できるのかときかれて、とまどうマリア。でもこれには生物学的に遺伝的に実は理由があるということも次第に明かされていきます。

初秋に生まれたマリアが人生の終盤を迎えるころ、帝国に変化が訪れます。夏に生まれた姉たちが知る由もなかった帝国の運命を知ることになるのです。


物語としても面白いし、いろいろな種類のスズメバチやミツバチの生態もよくわかって興味深い。ただ、狩る側も狩られる側も擬人化されているので、狩りとその後処理の描写がちょっと私にはきつかった。でも設定が変わっていてなかなか面白い物語です。

同じ作者の作品:海賊とよばれた男

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