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巨龍に挑む  中国の流通を変えたイトーヨーカ堂のサムライたち 

巨龍に挑む―中国の流通を変えたイトーヨーカ堂のサムライたち-巨龍に挑む―中国の流通を変えたイトーヨーカ堂のサムライたち-
湯谷昇羊

ダイヤモンド社 2010-10-08
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読んでいて涙が止まらない本でした。
最初の立ち上げに携わった日本人社員たちは、あまりの商慣習の違いや中国人の仕事に対する考え方や態度の違いという大きな壁に阻まれて、全員心身ともにぼろぼろになります(食事が喉を通らなくなり日本に健康診断で戻って栄養失調と診断された人も)。

どんなに努力しても工夫しても何から何まで上手くいかず、早朝から深夜まで休日もなく働いても、売上も予算の数分の1で、大赤字が続く中、本社からも理解されず全員が極限まで追い詰められていきます。

本を読んでいてさえ、しかも最後はうまくいくと知って読んでいてさえ、途中あまりに精神的につらくて、一章読んでは本を置いて、間を置いて再開してまたあまりにつらくて本を置きという感じでしたので、実際に出口も見えず何年も苦闘した社員の方たちの苦難は想像を絶するものです。

でもこうした日本人幹部の背中を見て、中国人社員たちが少しずづ変わり始めていくこと、最初まったくイトーヨーカドーを相手にもしなかった仕入先、店中店、顧客が少しずつ、イトーヨーカドーの愚直なまでのやり方に惹きつけられていくプロセスは涙なしには読めません。

今や中国で最も成功した外資になっているイトーヨーカドー。最後の章の反日デモ時のお客様たちの対応の逸話は、どんな外交協議よりも、こうして地元に根付いた企業が国と国との関係に最も資するものであると感じさせてくれます。

五つ星お勧めの本です(精神的にも体力的にも余裕があるときに読んだ方がいいです)。
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