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"The Door into Summer" (「夏への扉)」  

何年か前に読んだ「新SFハンドブック」に、SFマガジン1998年1月号で発表された作家・評論家・読者計319名によるアンケートで海外長編SFオールタイム・ベストに選ばれた作品として、この本が紹介されていました。

【内容紹介:最初の方のみ】
1957年に書かれたこの作品は、13年後の1970年という近未来と、43年後の2000年というちょっと先の未来が舞台となっています。主人公のダニイはエンジニアで、家事ロボットを設計・製造するベンチャー企業を親友とともに起ち上げます。ところが親友と婚約者からひどい裏切りを受けたダニイは、保険会社と冷凍睡眠の契約をし、30年後に年取った二人の前に若いままで現れるということを思いつくのですが、、。

【感想】
こうした新技術を使った企みというのは、往々にして想定外のことが起こり結局不幸な顛末となるものです。この物語でもダニイにとってはちょっと想定外のことが起こり、途中で謎が深まっていきますが、結末が不幸でないのがいいですね。恐ろしいことも起こらないし、穏やかでちょっと幸せな気分になれるSF。だから人気が高いのでしょうね。

ダニイの愛猫ピートも、この物語の「癒し系」要素の一つ。ダニイの問いかけに”Noooooowo!”とか”Whaaaaaaaa!”とか(本を図書館に返してしまったので、正確な「セリフ」は覚えていませんが)、答えてくれるピートがとってもかわいらしい。ピートだけとは絶対離れたくないというダニイの気持ちがよくわかります。「夏への扉」という詩的な題名もピートが由来です。

1970年にも2000年にも商業的な冷凍睡眠は実現していないけれど、それはどうでもよいですね。出てくる人物も、本当にいやな人は婚約者だけで、後は憎めない保険会社の人や、親切なお医者様や、2000年にダニイを助けてくれる夫婦など、みんないい人だというもの、この物語が安心して読めるいいところ。やはり怖くないSFが好きです。

photo
The Door into Summer
Robert A. Heinlein
Ballantine Books (Mm) 1993-10

by G-Tools , 2008/02/18



photo
夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
ロバート・A・ハインライン
早川書房 1979-05

by G-Tools , 2008/02/18


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