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戦略的日本語教育を 

9月24日(日)の日経新聞に「『孔子』世界を駆ける」という記事がありました。
中国政府が国家プロジェクトとして中国語を世界に広めるために教育機関「孔子学院」を設立し、全世界でまずは100校の開校を目指しているとの内容です。

記事によれば、ドイツの「ゲーテ・インスティトゥート」、フランスの「アリアンス・フランセーズ」、イギリスの「ブリティッシュ・カウンシル」という語学学校は、いずれも各国政府の関連機関であり、膨大な予算が注ぎ込まれてきた由。ドイツの「ゲーテ」は年間予算300億円だそうです。翻って日本はというと、国際交流基金の海外日本語教育予算は年間35億円、国内外国人向け日本語教育のための文化庁国語課予算は36百万円とのこと。

コメント
天然資源も乏しく食料自給もおぼつかない日本が、今後世界で生き残っていくための唯一の資源が人的資源を基盤とする知的資源だと思います。少子化による労働力減への対応として、外国人単純労働者に門戸を広げる必要性などはよく議論されていますが、私は、単純労働はいずれロボットで代替可能であり、日本はむしろ、そうしたロボットの開発を始めとする技術開発等を主導する海外の知的労働者にどんどん来てもらう必要があると考えています。

では、日本に来てもらったとして教育現場や職場での言語はどうするか。外国人のために日本人を含めて皆が英語を使うのは非効率ですし、英語環境での教育現場・職場の魅力として日本がアメリカにかなうはずがない。やはり、日本語も使えて、かつ自分の専門分野で高度の知識・技能を持つ外国人を戦略的に増やす必要があるのではないでしょうか。

アメリカのシリコンバレーの発展には、相当数のインド系・中国系の人々が貢献してきています。各国のトップレベルの知能を惹きつけられることが、アメリカ経済の強みだと思うのです。

また、今回紹介された中国の中国語教育戦略は、経済発展のためのみでなく、外交戦略も含め世界における中国ソフトパワー強化を展望したものだと考えられます。

日本としても、国内での知的労働者確保の目的のみでなく、海外における日本の理解者・親日家を増やすためにも、海外での日本語教育さらに日本文化教育を推進していくことが重要だと思います。今後日本の対外投資や外交などをうまく進めていくためにも、そういう戦略的観点から日本語教育に投資していくことが必要なのではないでしょうか。

もちろん、日本語教育のみでことが解決する訳ではなく、言語はあくまでソフトパワーの一つの要素にすぎません。しかしこの一要素についても、手をこまねいてはならないと思うのです。

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コメント

日本の魅力を伝えるために

私もその記事を読みました! 以前は日本語を学ぶ外国人も多かったのに、最近は中国語を習う人が増えている、などの話もありましたよね。
どうも日本人は「日本語は美しいけれども外国人が習得するのは難しい言語だ」という妙な「プライド」があるような気がします。だから、日本語を世界に広めるのは無理だ、みたいな思い込みがある気がするんですよ。(だから、無駄な投資になりそうだとの懸念から予算が少ない、ということかなぁ、と)

日本の優秀な頭脳がどんどん海外に流出してしまって、外国からも優秀な人材を引き寄せられなくなったら、日本はだめになってしまいますよね。日本に来て日本が好きになった、という外国人の話もよく聞きますし、ジャパニーズ・クールから日本に興味を持つ人もいるでしょう。そういう、日本という国に少しでも興味を持った人が日本語をすぐに学べる環境を世界中に作っていくことも必要ですよね。日本人自らが積極的に自国の良さを広げていかないといけません。この辺は日本人の奥ゆかしさを少し改善しないといけないかも(笑)。

YNさん,ハリーです。
こんにちは。

なるほど,確かにそういう考え方も重要ですね。
関連して,前々から疑問というか不満に思っていることがあります。

日本と欧米では,ご存知のように,Family nameとGiven nameの順番が逆です。

したがって,私たちが欧米に行くと,逆の順番で名前を呼ばれることになるのですが,欧米の人がこちらに来た時は,そのままの順番です。

こういったことも,日本人の日本語に対する考え方が現れているのではないでしょうか?

私は,デーブ・スペクターではなく,スペクター・デーブと(日本では)呼ぶべきだと思います。

Rachさま

コメントありがとうございます。
やっぱりこの記事気になりました?

おっしゃる通り「日本語は難しいから」、「日本は特殊だから」、という妙なプライドがあるのかもしれませんね。外国人にとってはよく漢字が障害だと言われますが、それを言うなら中国語はもっと大変ですよね。発音も難しいし。

特殊といえばどの言語も文化も特殊なんですから、おっしゃる通り、奥ゆかしさは捨てて、どんどん広めるべきだと思います。

ジャパニーズ・クールといえば、近年は日本のマンガが、アメリカはもちろん、フランスなど欧州でも人気があるようですね。マンガでも何でもいいので、日本に興味を持ってくれる人が増えるといいなと思います。

ハリーさま

コメントありがとうございます。
おー、それはおもしろいですね。ブッシュ大統領が来日したら、ブッシュ・ジョージ様ご一行とか(笑)。

もしくは、原語の姓/名の順序を尊重するということで統一もできますよね。英語でも、中国や韓国の人名は姓・名の順で表記されますね。例えば胡錦濤はHu Jintaoなど。

なのに、何で日本名だけ逆にするの?と私も以前から不満に思っていました。日本人の名前も、姓・名順での表記を推進するよう、マスコミにがんばってほしいです(ひとまかせ(笑))。

ちなみに欧州では、ハンガリーが、姓・名の順序ですね。経済学者コルナイ・ヤーノシュは、コルナイが姓、ヤーノシュが名ですが、これは英語では姓・名で書かれたり、名・姓で書かれたりしているみたいです。で、どっちが名字かわからなくなって混乱する。

ややこしいから、順序は原語通り、名字は全部大文字表記という風に統一すればいいのに、と思います。

大変大切な問題でじっくり後日コメントを、と思いましたが、大した考えも浮かばず、ただ、YNさんのご意見に賛成で~す(笑)

大学のとき、漢字が好きな先生は「饂飩」まで漢字で書かれてました(笑) 今でも、年に1、2度外国人と仕事で関わる事がありますが、多くの方が(下手をしたら私より)漢字や日本文化をよくご存知です。しかし、日本びいきの彼らにとっても、あまり住みよい国とは言えないようで、残念です。

Mayumiさま

こんにちわ。コメントありがとうございます。
し、知らなかった。うどんって漢字で書くと「饂飩」なのですね(恥)。外国人向け日本語教育を論ずる前に、まず自分が漢字を勉強しないと。

けっこう漢字の「読み」には自信があったのですが。。。なお、書く方にはもうずいぶん前から自信がありません。とっても簡単な漢字でさえ、いざ書こうとすると思い出せない。PC漬けの弊害ですね。

Mayuimさんのブログは、関西弁と関西文化を世界に向けて発信しているので、とてもすばらしいと常々思っています。こうした、個人による文化発信が広がって、いろんなルートで日本に親近感をもってくれる人が増えていくといいなと思います。ぜひ長く続けて下さいね!

お久しぶりです。恥ずかしながらもともとの記事は読まなかったんですが、YNさんの記事で興味惹かれました。

私の仕事してる会社では日本語ネイティブではない皆さんが日本に来て、立派に日本語を使用されています。当然本社(アメリカ)で採用されて日本に来ている方もいますので、日本語が必要になって勉強されている方もたくさん居るみたいです。

彼らは日本語は早口でしゃべるより、一音一音はっきりとゆっくりしゃべったほうが美しく聞こえる言語だと知らないので、日本語ネイティブが聞き取れないスピードでしゃべることがありますので辛いこともありますがw

日本語メールは苦手な方も多いですが、口頭のコミュニケーションは私が英語でしゃべるよりもきちんとされる方が本当に多いので、日本語は別に想像するよりも難しくはないと思いますね。

しかし、本気で海外の技術者を呼び込もうとするなら日本人の自己表現力のレベルを上げないとダメですね。
彼らと本気でやりあったらたとえ日本語でも負けます…。

Xmさま

こんにちわ。コメントありがとうございます。

それは大変いいお話をうかがいました。Xmさまは技術系の会社にお勤めだと存じますが、そこで日本人も外国人も日本語で議論されているとは。まさに、日本の会社として望ましい姿ですね。

expatの方々もアメリカ本社で採用されながら、「世界中英語が通じて当然」といった態度でいるのではなく、日本語を学ばれるというのが、とてもすばらしいことだと思います。

一方、言葉は日本語で共通になっても、いろいろギャップはある訳で、日本人どうしの暗黙の了解みたいなものは通じにくいでしょうね。おっしゃる通り、日本人も、日本語でしっかり自己表現し、議論をする訓練が必要ですね。

それにしても、なんだか日本の将来に希望が持てるお話に、すっかり嬉しくなってしまいました。

遅くなりましたが、コメントありがとうございました。
リンクさせていただきました。
また遊びに来てくださいね♪

自分への反省でもありますが、日本語でうまく表現できない(発言できない)のに、第二言語(自分の場合は英語)でどうして表現できようか、と仕事をしながら常日頃思ってしまいます。
小学校から英語を勉強するのは結構だと思うのです。でも、日本語の本をたくさん読む、議論をする、などして日本語の練習が必要ですよね。。。

dora34doraさま

こんにちわ。
コメントありがとうございます。
そうですね。日本語でもうまく表現できないときってありますよね。

自分として一番回避したいと思っているのは、英語と日本語のチャンポンで話すこと。周囲も日英を解する環境にいると、英語と日本語とどちらか先に頭に浮かんできた表現を一文の中でまぜこぜに使う、という不精をしても通じてしまいます。

でもこれをやってしまうと、自分の脳はますます退化し、聞き手にとっては極めて聞き苦しい発言をすることになってしまいます。

ふだんからかなり気をつけているつもりなのですが、疲労が蓄積すると乱れてくるので、心して日本語に徹し、カタカナ語も極力回避するように努力しています。美しい日本語を大切にしたいと思います。

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耳、ちょっと悪いんですよね。でも、ウォークマンの聞きすぎ?●耳ear●耳→耳たぶear lobe /earlap●耳たぶ→耳たぶが厚いHe has thick ear lobes to his eard●耳たぶが厚い→福耳He has ears with big earlobe.●福耳→鼓膜drum of the ear /eardrum●鼓膜→鼓膜が破れる

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