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ゲド戦記の世界地図 

ゲド戦記のアースシーの世界は、作者ル・グィン自身が作成した綿密な地図が、各巻についています。

作者のウェブサイト最初のページもその地図になっています。
http://www.ursulakleguin.com/

ウエブサイトの地図は解像度が低いので、見づらいですが、真ん中にある大きな島がHavnorです。

Havnorから南に下ったところにある小さな島が、学院のあるRoke (やや大き目のWathort島の北です)。

第2巻「こわれた腕輪」の舞台であるアチュアンの墓地は、地図の右上にあるThe Kargad Landsにあります。

The Kargad Landsのすぐ西にあるのが、ゲドの生まれ故郷であるGontです。

この地図を見ただけでも、作者がいかに細部にまでこだわってこの世界を作りあげたかが分かります。地図の精密さという点でいえば、三大ファンタジー(ロード・オブ・ザ・リング、ゲド戦記、ナルニア)の中で、これが一番ではないでしょうか。トールキンもびっくりの細かさです。

この世界の人々の特徴も、作者がこだわった部分です。アースシーの多くの人は黒い(赤黒い)肌をしています。ゲド自身もそうです。また、いわゆる白人的な特徴を持つ人は、カルガド帝国の人々だけのようです。このことは、このシリーズが書かれた1960年代には画期的なことでした。それまでのファンタジーは白人(の子供たち)が主人公だったからです。

それでも、当時欧州で出版されたバージョンの表紙の絵が、明らかに白人としてゲドを描いていて、作者ル・グィンは唖然としたと書いています。それくらい、こうしたことは作者が大切に思っていることなのです。

ちなみに、ゲドは肌は黒くひげは生やしていません。テナーはカルガド人なので肌は白いのですが、髪は真っ黒です。これは第2巻の冒頭で、テナーのお母さんの金髪が暖炉の火に映えるイメージと、それと対比したテナーの黒髪が美しい絵のように描かれ鮮烈な印象を与えています。


作者のウェブサイトに話を戻すと、Frequently Asked Questionsや、作品に関する論評などがいろいろ掲載されていて読みでがあります。(ちなみに、作者にやたらにemailを送ったり、郵送で自分の原稿を送りつけたりしないでほしいと書いてあります。非常識なファンに長年悩まされてきたものと見えます。)

作者はジブリの映画についてどう思っているのかな、と思って見てみたのですが、シノプシス(台本の要約)は掲載されています。ただ、映画への論評は映画を見るまでしないとあります。
http://www.ursulakleguin.com/GedoSenkiSynopsis.html

映画化については、何十年も前に宮崎駿氏がル・グィンに申し入れたが、そのときは拒否され、今回は作者の方からジブリに映画化の話があったと、うわさにきいています。ただ、ジブリの内部事情で、監督が宮崎駿氏ではなく息子の吾郎氏になってしまったのは、ル・グィンにとっても駿氏にとっても、驚きの展開だったかもしれません。駿氏は、枕元にゲド戦記を置いて寝るほどの大ファンだったそうで、吾郎氏は明らかにそれほど読み込んでいないですから。

映画はまだ見ていないので何ともいえないですが、一般論として、映画化はできるだけ原作に忠実にしてもらいたいと思いますし、原作を本当に大事に思う人に映画化してもらいたいと思うのです。


本ブログ内の「ゲド戦記」関連記事はこちら。
ジブリ映画「ゲド戦記」について
A Wizard of Earthsea (ゲド戦記第1巻「影との戦い」)
The Tombs of Atuan (ゲド戦記第2巻「こわれた腕輪」)
The Farthest Shore(ゲド戦記第3巻「さいはての島へ」)

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  • [2007/04/04 07:25]
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