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Googleと"The Hitchhiker's Guide to the Galaxy"の関係 

この記事は前の記事の続きです。
The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
WikipediaとThe Hitchhiker's Guide to the Galaxyの共通点
Babel Fishの語源

ここからが今回の記事です。

"The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy"の本を読むと、後半に、"the Ultimate Answer"というものが出てきます。この「究極の答」とは

"Life, the Universe and Everything"

についての「答」です。この答を出すために、"Deep Thought" (いい名前!)というスーパーコンピューターが、作られます。

当然Deep Thoughtの作成者は最高のコンピューターを作ったつもりなのですが、目覚めたDeep Thoughtはいきなり、自らのことを「あらゆる時空における2番目に偉大なコンピューター」と呼びます。戸惑った作成者は、「そんなはずはない、お前はこれこれのコンピューターより優れているではないか」といろいろなコンピューターの例を引いて問いかけます。その中の問いかけの一つに、以下があるのです。
QUOTE
"Are you not a greater analyst than the Googleplex Star Thinker in the Seventh Galaxy of Light and Ingenuity which can calculate the trajectory of every single dust particle throughout a five-week Dangrabad Beta sand blizzard?"
"A five-week sand blizzard?" said Deep Thought haughtily. "You ask this of me who have contemplated the very vectors of the atoms in the Big Bang itself? Molest me not with this pocket calculator stuff."
(「そなたは、ダングラバード・ベータ星の5週間の砂嵐において全砂粒の軌道計算ができるという、光と巧み第七銀河のグーグルプレックス・スター・シンカーよりも優れた分析能力を有しているのではないのか。」
(「5週間の砂嵐ですと。ビッグバンの際の全原子のベクトルを考えた私にそのようなことを聞くとは。かかるポケット電卓ですむようなことで私を煩わさないで下さい。」)
Unquote

グーグルの社名は、10の100乗という巨大な数値を意味する"Googol"のスペルを勘違いしたものというのが通説です。少なくとも"The Google Story"にはそう書いてありました。でも、上述の通り"The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy"には、明らかに巨大な数を暗示する文脈で、"Googol"ではなく"Google"と書いてある。それにGoogleの本社はGoogleplexと呼ばれています。やはり、Googleの命名の際この本を意識していたのではないでしょうか。あの創業者二人がこの本を読んでいなかったら、その方が驚きです。

さらに、前述の究極の答をGoogle Calculator (グーグル電卓)が一瞬で出すというのは有名な話。Deep ThoughtがGoogleを「ポケット電卓」と呼んでいるのに対抗し、Deep Thoughtが750万年かけて出した答えを、Google電卓は一瞬で出すよ!というジョークですな。


Spoiler warning (ネタバレ警報)--以下ご紹介しているリンク先に行くとネタバレになります。

ご興味ある方は、Google検索ボックスに"answer to life the universe and everything"と入れてみて下さい(""や,は入れず、全部小文字。本ブログのGoogleサーチでは機能しないのでこちらからどうぞ)。

750万年待った挙句大々的に発表されたこの答えが、この世界にどんなセンセーションを巻き起こしたか、想像してみて下さい(笑)。でも、このシュールな答えの面白さを分かるには、本全体を読んで頂かないと無理があるかもしれません。

この本のいろいろなジョークは各所に引用されています。ジョークだけでなく幅広いこの本の影響力を知るには、Wikipediaの以下のページをご覧下さい。現代文明の、一つの「文化的背景」を知るためにも(!)ぜひ読んで頂き度い本です。
The Hitchhiker's Guide to the Galaxy cultural references

Spoiler(ネタバレ)終わり。


ちなみに、本を読んで頂ければ、なぜDeep Thoughtが自らのことをあらゆる時空で2番目に優れたコンピューターと呼んだかも分かります。究極の答と組み合わせて考えると、おもしろい。


関連記事  The Google Story







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Babel Fishの語源 

この記事は前の記事からの続きです。
The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
WikipediaとThe Hitchhiker's Guide to the Galaxyの共通点

ここからが今回の記事です。

Babel Fishをご存じですか?最近海外のブログなどでよく見られる簡易翻訳ソフトです(ちなみに添付は原語が英語のサイト用なので、このサイトではうまく機能しません)。


このネーミング、Babelはバベルの塔から来ているとすぐに分かりますが、なぜFishなの?と思ったことはありませんか。実はこれ、"The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy"から来ているのです。

またまた、WikipediaでBabel Fishを引いてみましょう。ここでも、"The Hitchhiker's Guide to the Galaxy"の「ガイド」における解説がそのまま転記されています。長々しい説明を要約すると、Babel Fishとは小さい黄色い魚で、それを耳の中に入れると銀河のあらゆる言語を自動通訳してくれるというすぐれもの。その仕組みとして、脳波を餌としているので云々と書いてありますが、あまり深く考えずに。この本全体がナンセンス・ジョークですから。

とにかく、世界中・銀河中が英語で話せるという前提はおかしいという問題意識のもと、かかる奇想天外な解決方法を編み出したダグラス・アダムズに乾杯。

自動通訳・翻訳機能は世界を広げるのにきっと便利。現実の自動翻訳・自動通訳も、銀河のBabel Fishのレベルに早く追いついてほしいですね。


関連記事:機械翻訳を試してみると

続きを読む:Googleと"The Hitchhiker's Guide to the Galaxy"の関係

Wikipediaと"The Hitchhiker's Guide to the Galaxy"の共通点 

この記事は、前の記事からの続きです。

この小説のタイトルともなっている重要アイテム"Hitchhiker's Guide to the Galaxy"という本は、いったいどんなものだと思いますか?

第一に、これは、銀河の各所を実際に訪問した人が原稿を編集長に送って作られている本です。ときくと、「地球の歩きかた」の宇宙版というイメージを持ちますよね。ところが小説の中での引用を読むと、いろいろな言葉の解説などを「引く」ことができるので、旅行ガイドというより、むしろ百科事典のようなイメージです。(小説では、この「ガイド」とは別に「銀河百科事典」というものもあるが、「ガイド」の方が販売部数は多いと書いてあります)。

第二に、これは電子書籍です。(ちなみに字で表示されると同時に音声も流れるという優れもの。電子書籍はすべからくこうあってほしい)。

百科事典で電子媒体と言えば、そうWikipediaですね。実際に、イメージとして一番近いのはWikipediaです。「ガイド」の方は、投稿者が一応契約ライターで、かつ編集長の承認を得て初めて掲載されるというのが、Wikipediaとは異なるところですが。とにかく、このような媒体を1978年にイメージしていた作者のダグラス・アダムスは偉い!と思うのです。

では、さっそくWikipediaで、この小説のもう一つの重要アイテムである「タオル」を引いて見ましょう。項目3.1に、"The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy"がしっかり載っていますね。そこをクリックすると、「ガイド」における「タオル」の解説がそのまま転記されています。この本がナンセンス・ジョークだということをお忘れなく。

「ガイド」には、タオルについてこんなに長い解説がある一方で、地球については、たったの一言、15年滞在したFordが修正した後でさえ、あれっぽっちの記載しかないのです(本を読んでみて下さい)。項目解説の充実度は必ずしも重要度にはよらず、たまたま熱心な人が書いている項目がやたら詳しいというところも、Wikipediaとガイドの共通点ですね。(ま、銀河の中では地球は重要度においても低いんですけど)。

最後に、「ガイド」の表紙には、とある警句が記載されています。それは、"Don't Panic!"。
どんな状況でも、「ガイド」とタオルを持ってこの警句を忘れなければ大丈夫。もう一つの必須アイテムであるBabel Fishについては次回に。

>>続きを読む:Bable Fishの語源

The Hitchhiker's Guide to the Galaxy 

もう10年近く前、インド系米国人の友人から、「これはgreat bookだからぜひ読め」と餞別にもらったのがこの本。とても薄いのであっという間に読めてしまったのですが、内容のあまりのシュールさに、私は読後しばし呆然として声も出ませんでした。そのときは、この本の面白さが理解できないまま、友人に感想を伝えることもなく本棚にしまいこみ、そのまま忘れてしまいました。

その1、2年後、本棚の隅で眠っていたこの本を見つけ、まったく内容に記憶がないまま再読。今度は、お、っとひっかかるものがありました。そしてそれ以後、1、2年に1度、なぜかこの本が無性に読みたくなって仕方なくなるときがあり、そうして読み返す度にどんどん面白さが分かってきてやみつきになりました。ちょうど、癖の強い食べ物を最初に食べたときにはおいしさが分からなかったのに、食べているうちに大好きになったように。

それもそのはず、これは実は世界的なベストセラー・シリーズだったのです。もともとはBCCのラジオ・ショーだったのが話題を呼び、ノベライズされた初巻が発行されたのが1978年。その後続編も発行されて全6巻、世界で1500万部を売り上げています。これだけメジャーでしかも有名なセンテンスが多いので、(特に本の題名を注記もせず)結構各所に引用されていることも多いということに最近気づきました。ということで、いろいろな意味でこの本は読んでおいて損がないでしょう。この本をくれた友人に感謝。

本の内容紹介
さて、この本をどう分類したらよいのでしょう。舞台は宇宙ですが、SFではないと私は思います。scienceのかけらもないですから。シリーズ全体がシュールなジョークとでもいいましょうか。原作者が英国人だけあって、腹を抱えて大笑いするカラッとしたジョークではなく、ところどころでニヤリと片頬で笑う、そういった種類の笑いです。

主人公はArthur Dent という冴えないイギリス人独身男性。自分の家が高速道路のバイパス建設工事のために取り壊される予定であるという悲劇的な情報をアーサーが得たところから話が始まります。しかし、そのとき彼の友人Ford Prefectは、アーサーの悲劇などお話にならないほど恐ろしい情報を得ていたのでした。。。。。

この導入の「事件」からして唖然とするような荒唐無稽さなのですが、これはほんの序の口。このままストーリーを要約して説明するとあまりにばかばかしく聞こえますので、ネタばれにならない程度に主要人物を中心に紹介します。

アーサーの友人Ford Prefectはうまく地球人に紛れ込んでいるが、実は彼はベテルギウス星系の惑星出身で、短期滞在のつもりで地球に来たら15年間地球にいるはめになってしまった宇宙ヒッチハイカー。冒頭の「事件」後、紆余曲折の末アーサーとフォードはHeart of Goldという宇宙船に拾われる。これは、"Infinite Improbability Drive (無限不可能性ドライブ)" という超高速ドライブを搭載する最新鋭の宇宙船。彼らが拾われたのは、ちょうどHeart of Goldが、確率2の267,709乗分の1の「超高速」航行中だった。こうした超高速航行中には宇宙船の内外で無限に不可能に近い、すなわち「あり得ない」事態がやたらと発生する。(この本は"science fiction"でないと申した理由がお分かりでしょう)。

この宇宙船は、銀河帝国政府の傀儡大統領Zaphod Beeblebroxが政府から盗んだもので、Beeblebroxの同乗者は鬱病気味のロボットMarvin、Trillianという謎の美女、そしてTrillianが自分の出身惑星から連れてきた2匹のハツカネズミ(このハツカネズミは重要登場人物であることが後で分かります)。そしてBeeblebloxが自分でもそれと知らずに目指していた場所は、なんと伝説上のあの惑星だった。その「休業中」の惑星で、アーサーは思いもかけず地球の秘密を知ることになる。

こうして書くと、まるでドタバタ喜劇に聞こえますが、実は知的ウィットが満載。一旦ツボにはまるとこの乾いたナンセンスな面白さは癖になります。それにどんどん荒唐無稽になる展開に引き込まれているうちに、どんな悩みも吹っ飛ぶこと間違いなし。だまされたと思って機会があったらぜひ読んでみて下さい。

次回は、宇宙ヒッチハイクの必須アイテムである、"The Hitchhiker's Guide to the Galaxy"、タオル、そして"Babel Fish"についてちょっとご紹介させて頂きます。


>>続きを読む:Wikipediaと"The Hitchhiker's Guide to the Galaxy"の共通点




原書

The Hitchhiker's Guide to the Galaxy The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
Douglas Adams (1995/11)
Ballantine Books (Mm)
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英文オーディオCD
The Hitchhiker's Guide To The Galaxy The Hitchhiker's Guide To The Galaxy
Douglas Adams (2005/04/19)
Random House (a)
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翻訳版はこちら
銀河ヒッチハイク・ガイド / 風見 潤、ダグラス・アダムス 他

関連カテゴリー:| 英語ジョーク&コメディ | SF |
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ジョーク:アリーMy Love、スタートレック、ダーマ&グレッグ 

アリーMyLove、スタートレック、ダーマ&グレッグをネタにして、light bulb jokesを作ってみました。正統派light bulb jokesとは違いますが、、、。
**************************
For those who are not familiar with a light-bulb-jokes,,,,,.
「light-bulb-jokes」は英語のジョークの一つの型で、”How many xxxx does it take to change a light bulb?-電球を交換するのに必要なxxxxは何人?”という質問とそれに対する回答で、”xxxx”に該当する職業・国民やいろいろなタイプの人をからかうジョークです。例えば
Example:
How many narcissists does it take to change a light bulb?
One. He holds the bulb while the world revolves around him.
(電球を交換するのに必要なナルシストは何人? – 1人。彼が電球を持ち、世界が彼の周りを回る)
**************************

ドラマをテーマにしたので、そのドラマを知らないと何のことやら分からないと思いますが。

Here goes…

アリーMy Love / Alley Macbeal
How many people from the Cage & Fish Law Firm does it take to change a light bulb?
-Six.
One lawyer to show up in the court wearing a skimpy skirt and offend the judge.
One lawyer to take over the first counsel but immediately take a moment and upset the judge even more.
One lawyer to say “Oh, come on judge. Don’t be such a pig! Bygones square”, and further infuriate the judge.
One lawyer to make a reasonable statement with adoring smile and calm the judge.
One lawyer to make a reasonable closing argument and finally obtain the court ruling that the light bulb must be changed.
One secretary to change the light bulb, using her newly-invented “light-bulb-changer”

電球を交換するためにケイジ&フィッシュ法律事務所から何人の人が必要か?
6人。
1人の弁護士が、法廷に超ミニスカートで登場して裁判長を怒らせ、
1人の弁護士が、その弁護士に取って替わるも、即座に"思考タイム"を取ってさらに裁判長を怒らせ、
1人の弁護士が、「裁判長、そんなカリカリしなさんな。前向きに、前向きに!」と言って裁判長を激怒させ
1人の弁護士が、魅惑的な笑顔でまともな弁論を行い、裁判長を落ち着かせ
1人の弁護士が、まともな最終弁論を行い、ようやく電球交換すべしとの法廷命令を取得し、
1人の秘書が、彼女が発明したばかりの「電球交換機」で電球を交換。

どれが誰か分かります?ちなみに、裁判長に呼びかけるときは、通常は"Your Honor"を使います。"Judge"なんて呼ぶのはこの人ぐらい。

スタートレック / StarTrek
How many Starfleet officers does it take to change a light bulb on a starship?
-Four.
One commanding officer to order, “Initiate the light bulb replacement operation.”
One engineer to follow the order but immediately shout, “We don’t have enough power!”
Another commanding officer to order, “Reroute all available power to Engineering, cut the life support if necessary!”
One operating officer to reroute all available power to Engineering.
The light bulb replacement operation has been successfully completed.

宇宙艦で電球を交換するために何人の宇宙艦隊士官が必要か。
4人。
1人の上級士官が、「電球交換オペレーション開始」命令を出し、
1人のエンジニアがその命令に従うも、「パワー不足です!」とさけび
別の上級士官が、「全パワーを機関室へ!必要なら生命維持装置のパワーをカット」と命令。
1人のオペレーション士官が全パワーを機関室へ振り向ける。
こうして「電球交換オペレーション」は成功裏に完了。


ダーマ&グレッグ / Dharma&Greg
How many people from Dharma & Greg’s family does it take to screw in a light bulb?
Six.
One to object to screw in a light bulb at all, as it symbolizes “the evil modern civilization.”
One to snap at the first person, “Oh, don’t be ridiculous!”
One to ask if he could have more wine.
One to propose to dance in a circle to express the joy of the “bulb-screwing-in ritual.”
One to say “Ok, everybody, let’s calm down” as everybody starts yelling at each other.
One to shout, “Ok, this is what we’re going to do. We will scre in the light bulb (to which second person nods), we will do the dancing in a circle (fourth person smiles, at the dismay of second person). And that’s it!"

So the bulb was screwed in and all danced in a circle under the bulb.

電球を取りつけるには、ダーマとグレッグの家族の何人が必要か。
6人。
1人が、そもそも「悪の現代文明」の象徴である電球を取りつけることに反対し、
1人が、「ばかばかしい!」と吐き捨て
1人が、ワインのお代わりがほしいと言い、
1人が、「電球取りつけ儀式」のために、皆で輪になって踊ることを提案し、
1人が、「みんな、落ち着こう」というが、皆互いにギャーギャーののしりだし、
1人が、「結論はこうよ!電球は取り付けます(2番目の人がうなずく)、そして輪になってダンスをします(4番目の人がほほえむが、2番目の人はぶすっとする)。それで決まり!」
こうして、電球はとりつけられ、みな電球の下で輪になってダンスをしましたとさ。

How did you like it?

Any comment as to the jokes and/or on English (grammatical error, wrong choices of wording, etc.) is very much appreciated.


正統派のアメリカン・ジョークを楽しみたい方は、オーディオブックありの、こちらのジョーク本がお勧めです。
Pretty Good Joke Book


この記事で引用したドラマ関係のweb siteはこちら

アリーMy Love
IMDb-Alley Macbeal

ダーマ&グレッグ
Foxジャパン

ABCテレビ

IMDb-Dharma & Greg


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